イタリア滞在・Ravenna

ラヴェンナに来ています。
この度の機会はラヴェンナ伊日交流協会 / Association for Cultural Exchanges between Italy and Japan (ASCIG: Associazione per gli Scambi Culturali tra Italia e Giappone) 様からご招待いただき、初めてのイタリア。

私は『骨嚙み』とダンテ『神曲』にまつわる作品を含め、ラヴェンナナイトメア映画祭でのトークイベントプログラムの機会を拝命。この映画祭の後は、ラヴェンナ伊日交流協会マルコ先生やオペラ歌手のやまだひろみさん、伊日文化イベントやプログラムとともに、ローマ、サンマリノで拙作上映やトークのほか、文化交流の機会をいただきました。

ラヴェンナナイトメア映画祭はイタリア・ボローニャよりほど近くのラヴェンナ(Ravenna)で行われる映画祭。古代ローマ時代から中世にかけて繁栄した都市は、ダンテが『神曲』を書いた場所であり、お墓もある街。街中の至る所に「初期キリスト教建築物群」世界遺産がある。教会の鐘の音が町中に響き渡る。モザイク壁画でも知られる街。先日高畑勲監督がカナダに訪れた際のドキュメンタリーを見直したばかりで、その高畑監督がお気に入りだったというモザイク壁画の場所があり高鳴る。山村監督も訪れた街だそう。

映画祭は、ホラー・ファンタスティック系を中心とするジャンル映画祭。
今年は長編実写 “Nope” / Jordan Peeleや “Lamb”/ Valdimar Jóhannssonなどノミネートしており、短編アニメーションは “Scale” / Joseph Pierce、ストップモーションの”THE BLACK reCAT” / Paolo Gaudio、

“Caramelle” / Matteo Panebarco、長編アニメーションは『幾多の北』/山村浩二監督、”2020: Life and death of a virus – 2020: Life and death of a virus” / Edo Tagliavini など。加えて日本から森山大道さんのドキュメンタリー。OTTOBRE GIAPPONESE

ジャンルを越境(再解釈)していくようなさまざまの作品が見られ楽しい。この中で未見アニメーションは、短編2作(”THE BLACK reCAT”、”Caramelle”)なので、ぜひ観ておきたい。

今回猫のダンテ『神曲』にまつわる作品制作の機会をくださったマルコ先生(Marco Del Bene Sensei)、作曲家のデニス・ザルディさん(Denis Zardi -san) 、全般にわたってマネージメントや作品のコーディネートをくださったやまだひろみさん、企画監修の山村浩二先生に感謝申し上げます。

Siete voi qui, Ser Brunetto?

ラヴェンナナイトメア映画祭 / Ravenna Nightmare Film Fest
SELECTION OF HONAMI YANO”S SHORT FILMS / 矢野ほなみ短編集
2022年11月12日土曜日16時開始 / 12. Nov (Sat) , 2022 4pm-

<コロナ禍における出入国記録の備忘 2022/11/9現在>


日本出国時

11/1より帰国の際の水際対策が変わる。
これまでは「My SOS」のアプリより「ファストトラック」(検疫事前登録)を行なっていたが、Visit Japan Webへ移行。
アカウント作成が必要。「ファストトラック」はワクチン接種証明や渡航経路等を事前に登録しておくものだが、実質的な内容は「My SOS」のアプリ使用時と同じ。
帰国時までには「ファストトラック」の画面を青(審査完了)にしておく必要あり。

イタリア入国時
6月1日以降さらに規制緩和。驚くほど何もなくスムーズ。乗り換えイスタンブール空港。イスタンブールはの文化は魅力的。必ず訪れたい。(ターキッシュエアライン)
イタワクチン接種証明書や陰性証明等が不要。また90日以内の滞在はビザ不要。

イタリアSIMは日本国内で購入するより現地購入の方が良さそうなので明日以降に。

***

初日ではひろみさんはじめ、ラヴェンナ伊日交流協会セリーナさん、ガブリエーレさんにお世話になる。
市中の至る所にモザイク壁画やローマ時代からの時代の風を感じる。
防犯の面や落とし物、なくし物、体調管理をしっかり気をつけつつ、今回もたくさん歩いて回りたい。

サン・フランチェスコ聖堂 / Basilica di San Francesco (map)の地下には水が通っている。
水準がどんどん上がるため、それに合わせて建物の高さを変えたよう。不思議。
(ひろみさん曰く、誰が放ったかわからない金魚は昔は小さかったのに年々大きくなっているのだ。水が美味しいのかな?)

教会の響きと色に圧倒される。

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