Annecy 3

Annecy 3日目。朝一から短編コンペ部門Official 3。
気になった作品。

Les Liaisons foireuses / Violette Delvoye & Chloé Alliez
Tonight, it’s Claire’s big party and it’s going to be so cool. And Jimmy’s come. Everyone knows he’s there for Maya. But does her heart beat for Jimmy?

立体の造形のかわいさはさることながら、何よりフレッシュで瑞々しいすれ違い。
うまく言えないが、いつまでもこの小さくて大きな感情に震える心でありたい、と考えてしまった。この造形スイッチは押されないけれど、それは画面の向こうではなくてこちらのスイッチなのだな、と思う。日本語字幕付きでいつかクィア・アニメーション上映会で必ず紹介したい。

Terra incognita / Pernille M. A. Kjaer, Adrian Dexter
Life on a mysterious island, inhabited by immortal beings who lead a pre-civilized life forgotten by time. What happens when they are visited by the outside world?

未知の土地に住む神々。未知とは何か、誰の視点なのか、神とは? 不条理とユーモア。

The Flying Sailor / Amanda Forbis & Wendy Tilby
Inspired by true events, the highly anticipated new film by Oscar-nominated duo Wendy Tilby and Amanda Forbis is a meditation on a sailor’s unexpected voyage.

一瞬の中に永遠を見て、そこに生きることと死ぬことがある。
ある一瞬が7分45秒に引き伸ばされ、不可逆な時の流れが命を描くことは、『ある一日のはじまり』(1999)のようなからさもあった。
ビジュアルは『WILD LIFE』のように思えて、しかし異なる。アマンダさんとウィンディーさんの新作というだけで心躍るものがありますが、いつも新しくいつも先をゆく。お二人がいる会場にいられて嬉しかった。

Pachyderme / Stéphanie Clément
Like every summer, Louise stays at her grandparents in the countryside for a few days during the holidays. It will snow at the height of summer and a monster is going to die.

少女と虐待/性暴力を扱う本作は、痛みや葛藤を伴いながら作られた背景を想像した。何か答えを自分も掴みたくて作品を作るけれど、作り終えてもわからないことがあり、それは来年かもしれないし10年後かもしれないね、とStéphanieと話す。作品の核に触れない会話もある。

その後はスイス監督特集でイザベル・ファベス /Isabelle Favezさんのスクリーニングへ。
大変よかった。

その後はアニメーションマーケットの方へ。たっぷりとした水が美しく、景色の色が鮮やか。
文化庁メディア芸術ブース「Inspired and Audacious: Women Creators in Japanese Animation」では、拙作の複製原画と作品のメイキングの紹介をいただく機会を得た。(企画ディレクター:岡本美津子 コ・ディレクター:関弘美、若見ありさ)


出品作品

1)『平家物語』山田尚子/監督、 吉田玲子/脚本家
2)『魔女見習いをさがして』鎌谷悠/監督、中村章子/作画監督
3)『Sonny boy』藤野真里/美術監督
4)『Gotcha』松本理恵/短編監督
5)『不安な体』水尻自子/短編監督
6)『Blink in the Desert』副島しのぶ/短編監督
7)『I’m Late』冠木佐和子/短編監督
8)『游子の子』(G9+1「穴」)一色あづる/短編監督
9)『骨嚙み』矢野ほなみ/短編監督

夜の日本ナイトでは、湯浅政明監督をお見かけした。
大好きな作品『Tiger is Strolling Around』を制作したステイシーと会えた。

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