Annecy – 1

アヌシー1日目。
10時ごろにスイス・ジュネーブ乗り換え。事前購入しておいたorange SIMは、元々あるプロファイルを削除するだけでサクサク使る。
本日が誕生日でしたので、お祝いのメッセージ・そのほかご連絡下さった方ありがとうございました。
飛行機は明けそうな空を維持し続け、朝日が昇る境界を走り続けていた。きっと一番長い1日を過ごした。

空港についてからは映画祭にて事前予約の乗合シャトルを利用。ドライバーの方は、肝っ玉母ちゃんのような方で、ゲストの皆さんのホテルまで次々に送ってくれる。

映画祭から提供ホテルの距離は、コンペインした回数により、その距離が決まっていくよう。私は初参加なので、メインから徒歩30分ほどあるホテル。この参加が最初で最後にならないといいな、と思うばかり。

受付会場はTourist Office of Lake Annecyを目指した場所にあり、どうやらそこで、映画祭参加のゲストパスをもらう。事前オンライン予約したチケットは、ゲストパスのみのQRコードで入れる模様。



受付会場では、土居伸彰さんとたまたま遭遇。にわかにここはアヌシーなんだという気持ちが沸き立った。その後、会場の立地、おすすめのスーパー、上映参加の方法などお伺った。Bonlieu(ボンリウ)がメイン会場。

土居さんとMIYU Productionsのルースさん(Luce Grosjean)がお話しされていて、(ルースさんと言えばアニメーション業界や映画業界におけるハラスメントの問題や女性としての問題提起を行われている。こちらの記事をぜひ。)ご挨拶できた。

今日は、夕方の長編プログラム『Charlotte』を観た。
1930年代のベルリン、第二次世界大戦中に生きた画家シャルロット・サロモン(Charlotte Salomon)の実話に基づく話。彼女の絵があまりに素晴らしいばかりに、アニメーションとして彼女が絵を描いていく過程の質感の物足りなさは否めずだが、これ以上の無粋は言うまい。

正気のまま狂っている/あるいは狂っているが正気というような彼女の心のマグマを捉えるためには、視聴者としては煮え切らない思い。が、この画家さんと出会うためには大事な作品になるかと思う。

初アヌシーはメイン会場ではなく、ほど近いパテと言う劇場での上映だった。
赤い椅子がふわふわで、二人の人間の肘が乗る仕切りは、気遣い無用である大きさだった。

上映後に拍手が起こった。

その後、会場外にいらしたひらのりょう監督にお会いし、今回コンペインされている『ガスー』のステッカーをいただいた。今年のアヌシーのオープニング上映はミニオンズのようで、時差ぼけ修正のため、オープニングにはでなかった。

そのようなわけで夜、今ホテルで初日の記録を書く。

明日から短編・長編プログラムともに色々みて回る。

検索語を上に入力し、 Enter キーを押して検索します。キャンセルするには ESC を押してください。

トップに戻る