Notes on reviews and comments

This will be a personal note, but I would like to keep some of the selections and comments I received.
Because it feels like the best reward.



The 45th Ottawa International Animation Festival (OIAF) 2.10.2021/Canada
Grand Prize for Short Animation Winner
Jury Comment:
This film was made on top of traditional techniques. But It has the power to lead us in a new direction. In an image composed of dots, we freely cross places and memories as if we are all small dots. After looking at the work, we can see why the director used these techniques. And it leaves a long lingering impression.




第45回オタワ国際アニメーション映画祭 2021.10.1/カナダ
グランプリ/短編部門
審査員コメント:
この作品は伝統的な技法の上に作られたものです。しかし、私たちを新しい方向へ導く力を持っている。点で構成された映像の中で、まるで私たちが小さな点であるかのように、場所や記憶を自由に行き来している。作品を見た後、私たちは監督がなぜこのような技法を使ったのかを理解することができます。そして、長い余韻を残してくれるのです。




映文連アワード2021/9.16
優秀作品賞(準グランプリ)
選考経緯:
日本国内の一部の地域には、葬儀の後で骨を食べることによって、亡くなった人を自分自身の一部として取り込み、悲しみや苦しみを乗り越えようという、「骨かみ」という風習があるという。本作は、生まれ故郷のその風習をテーマにスーラの絵のような“点描”で描いた不思議なアニメーションである。お父さんの葬式から遡り、瀬戸内海の小さな島での、父と母、姉との暮らしが子どもの絵日記風に綴られる。松の木が好きだった父のこと、サメのような形の裏山に登ったときのこと、火薬庫を覗いて怖かった体験など。そこに時折、まとわりつくように“黒い魚”が現れる。人の死を暗示する何か、“霊魂”のようでもある。死を暗示しつつ、ストーリーは進み、父の死に向き合ったとき、その骨を噛むことができなかった私の思いに至る。ナレーションは子どもの声で可愛らしいが、火葬場での「骨はクレヨンの匂いがした」という表現など、時に意表をつく言葉が鋭い。生まれ故郷の「骨かみ」という風習を受け入れられなかった自分の思いを視覚化した非常にイマジネーネーション豊かで魅力的な作品である。





the 9th New Talent International Festival /31.10.2021/Spain
“Special Mention” Prime the Animation!
“A stunning visually new experience that touches multiple layers of a girl’s loss, through a non-linear story”.



第8回新千歳空港国際アニメーション映画祭/2021.11.9
短編部門審査員特別賞(岩井澤健治氏)
受賞理由:
色彩や手法が印象的で、物語に寄り添いながら丁寧に大胆に描かれていた今作は、何度も議論の対象として上がって、審査する中でいい意味で悩ましく、今年の映画祭のコンペティションでは台風の目とも言える作品でした。




8th New Chitose Airport International Animation Festival/8.11.2021/Japan
Special Jury Award for the Short Films (Kenji Iwaisawa)
This film, with its impressive colors and techniques, carefully but boldly expresses while staying close to the story. It was repeatedly brought up for discussion of the jury final meeting and could be called the eye of the typhoon in this year’s international short competition.





第23回DigiCon6 ASIA Awards/2021.11.20/日本
グランプリ/審査員長からのコメント:
杉野 希妃氏

「私は2014年からDigiCon6Asiaに関わらせていただいておりますが、過去作も含めて最も心に響き、涙した作品です。ストレートで真摯な表現に心奪われました。おそらく矢野さんの私的な思い出が綴られているのだろうと想像しておりますが、パーソ ナルな過去の体験を、大仰に語るのではなく、その時の想いを新鮮にその当時のまま伝えようとすることで、観客自身の体験と自然に結びついてユニバーサルな表現になっているという点にまず驚かされました。 途中火薬庫が出てくるんですが、その歴史的な背景と父親の死を重ねることによって、逃れられない歴史や痛みと真摯に向き合っているのが伝わってきました。 また点描という非常に労力を要する表現で、人物を大胆に動かしながら、感動を狙うのではなく、淡々と綴られていて、非常に成熟している語り口だと思いました。 画の力だけではなく、声の演出も素晴らしかったです。 これから矢野さんの作品は全て追っていきたいと思うくらい心を鷲掴みにされました。 おめでとうございます。」





「映文連アワード2021」表彰式/2021.11.29/日本
「パーソナル・コミュニケーション部門」講評:
安藤 紘平氏

「いつもここでは若い連中のを観て、お小言ばかり申し上げているんですね。今年のテーマが「時代ヲ突破スル映像」、これこそパーソナル・コミュニケーション部門のテーマであるからして、たっぷりとお小言を申し上げようと思ったのですが、実は今年は本当に素晴らしい作品が揃っておりました。この部門優秀賞の作品もそれぞれ申し上げるととても素晴らしい作品です。ですが、頭ひとつ、いやふたつくらい、図抜けた作品がありました。この後で表彰されると思いますが『骨嚙み』という作品です。これには本当にびっくり致しました。

この作家はおそらくこの短い10分間の作品で、7000枚以上の原画を描いたんじゃないかなあと、ご本人にお聞きしないとわかりませんけども、それでしかも、その一枚一枚の絵が何百というドットで、つまり点描画なんですね。その点描がうずめきながらそれが動いていく。それはおそらく主人公の少女がおりまして、その少女は恐らく作家自身の記憶の中の自分ではないかと思うんですけれども、その少女の父親が亡くなるところから始まって、父親の死に対して涙が出ない、という正直な告白だとか、それに続いては、記憶の景色がドットの変容によって様々と故郷の風景が変わっていく。

その中で恐らく作家自身は知り得ないだろうと思う、しかし何か恐ろしい匂いを感じるような戦争という歴史の残り滓のようなも、そういうものが出てきたりして、最終的には父親の骨を噛めないという、本当に正直な作家の独白があり、それが本当に素晴らしい、なんというのでしょうね、ドットの一つ一つが時間の最小単位のような、恐らくは一枚に何百というドットがあって、それが数千枚の形で、つまり非常な時を越えたなかで作家の記憶、それ自身が実は観ていた我々の実はこんな経験をしていないのに、実は僕自身の記憶ではなかったかと、見間違えてしまうような臨場感や、素晴らしいイマジネーションでございました。本当に今年は何かお小言を言いたいと思いましたが全く言えない。こちらの部門賞の方々の作品も素晴らしいでした。以上が総論でございました。」



 2021 Fenaki Beijing Animation Week 2.12.2021/China
JURY’S SPECIAL NOMINATION FOR ANIMATION WEEK AWARD
Taku Furukawa, Olga Bobranska and Kai Cao
The review comments are as follows:


Because of the death of her beloved father, the girl learns of a shocking local custom and refuses to accept. This memory, together with the memory of the fire in the gunpowder magazine, overlaps with the nostalgic scenery of her hometown and keeps haunting her after she grows up. These repetitive molecular landscapes of converge and disperse blur the line between the memory of the dead and reality. With this idea in mind, the artist keeps dotting and drawing on white paper. It is a painting of love. This is how the warm, unique animation is born into the world.



费那奇北京动画周
第3回フェイナキ北京アニメーションウィーク2021.11/中国
審査員特別賞

審査員:古川タク氏、オルガ・ボブランスカ氏、カイ・ツァオ


少女が大好きだった父親の死から知ったショッッキングな風習とそれを拒否した自分、火薬庫の火、それらが懐かしい故郷の風景とダブりながら大人になった今の自分にずっとずっとつきまとう。それは集合離散を繰り返す分子の点景のようだ。それはまた死者の面影と現実との境界を曖昧にさせる。作者はそんな思いを込めて白紙に点を打ち続ける。愛の点描画である。温かみのある、独自のアニメーションはこうしてこの世に生を受けた。




A warm email from the Animateka attendee
(from Ljubljana)
リュブリャナから届いたメール 12.15




個人的な記録になりますが、いただいた選評やコメントが
自身にとって大切なご褒美のようなものに感じますので
残しておきたいと思います。

I would like to express my sincere gratitude to the jury, the festival staff and the audience!



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