City Cyndrome – Harajuku BoyのMVを制作させていただきました

City Cyndromeの鈴木思案さんからお声がけをいただき、『Harajuku Boy』のMVさせていただきました。
『Harajuku Boy』のMOMO “mocha”N.さんの詩を読み、楽曲を聴きながら、何度か原宿まで自転車で向かい、街を歩きました。

そしてこの街の”恋”とは一体どんなヴィジュアルなのだろうと考えました。
日本の原宿の街にはKawaiiが溢れ、雑多でありつつも純粋で剥き出しな若さがあります。
City Cndromeさんの楽曲を聞いて、タフな女性とHarajuku Boyの視点の交差、すれ違い、そして傲慢なほど”わたし自身”の視点を持ってアニメーションを描きたいと思いました。

技法としては、最初はエアスプレーと水彩を使って紙の上に作画をすることからスタートしました。素材や技法としても、何が”Harajuku”らしいのか、思案さんと過程を共有しながらお話しするなかで、ある日エアスプレーを使用してみたところ、”Harajuku Boy”の世界観としてぴったりではないかな…と腑に落ちる思いでした。

▼最初にエアスプレーを試してみたテスト(画像)

その一方で、紙の上で、”Harajuku Boy”の世界観の表現としてはなかなか納得のいく表現にならず、悩みながら進めるなかで、途中からはハンドドローイングのデジタルアニメーションの必要性に駆られました。その結果、デジタルとリアルのエアスプレーの素材を取り込んで、画面を作っていきました。その結果、より制限のないような、自由な表現へと結びついたと感じています。

思いっきり楽しんで制作した作品です。楽しんでご覧いただけますと幸いです。お時間と自由さをくださった鈴木思案さんに感謝申し上げます。


MV Credits
Producer:Cyan Suzuki
Lyrics and Vocals:MOMO “mocha”N.
All music, Produced and Mixed:U-Key zone
Mastered by Masato Morisaki at Artisans Mastering
Animation and Directed by:Honami Yano



City Cyndrome
インタビュー:
ルッキズムやカテゴライズへの“違和感”をニュートラルに捉えた楽曲「いれもの」 City Cyndromeが向き合う現代の生きづらさ
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